太陽と月仏像には、日光菩薩と月光菩薩の二人がセットで両脇を守る。 それと同じように、一人の人間には、憧れたり優しく励まされたりする太陽のような存在の人と、 まるで自分の闇を、ぜんぶまとめて映して見せてくれちゃうような鏡の存在の人と、 人生の中で、その両方に必ず出会うという・・・ 鏡の存在との関係性の中では、<許す事>や<受け入れる事>、 それから<自らが変化すること>を学ぶというのです。 月光菩薩は、自分の弱点を映して見せるのが役割だから、 その人をいくら変えようとしてもダメで、 相手に見えているものが、自分のある一面だとわかる時まで、その姿を見せてくれます。 その関係こそが、魂の深いふかい縁なのかもしれません。 |